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【岩手日報 2024年2月1日付 紙面掲載のお知らせ】

【すすめ!SDGs 蒸気生かす職人の技】

2024年2月1日付け 岩手日報紙面17面 【すすめ!SDGs 蒸気生かす職人の技】にて、弊社の染色について掲載されました。


注)上記画像、情報は【岩手日報社様】の許諾を得て転載しています。

クリーンエネルギー、自国エネルギー源、そして再生可能エネルギーとして注目をあびている地熱資源。
八幡平市としても「地熱のまち」とし、地熱発電所や地熱資源の活用に力をいれる方向性がうかがえます。

【商品化への苦難と継続】

弊社の染色は、旧松尾村時代の観光振興の流れに由来しています。
この地でしかできないもの、この地の資源を活用した「地場産品」開発として始まったのです。
しかしながら、商品化というのは容易ではありませんでした。

天然の蒸気の温度だけではなく、そこに含まれる成分が染色にどのような影響を与えるのか。
日本の「絞り染め」の技法を取り入れながら、他にはないような染色の世界を築きあげたい。
日々、微妙に変化する地熱蒸気と向き合いながら、試行錯誤で確立されてきたのが、現在の絞り技法による多色染めGEOCOLORなのです。

色を扱うのですから、作家の感性も重要となります。
弊社の染色作家たちは自然の中の色彩に魅せられ、そのインスピレーションを布に表現しています。


工房の目の前から八幡平国立公園という立地に生まれ育ち、日々変わる自然に触れ親しむ生活。
作家や私達スタッフに会いに、毎年毎年全国各地から足を運んでくださる方々もいらっしゃいます。

染色作家高橋一行は、北日本の高山植物の写真図鑑を製作し、花の季節には彼の博識の高さをもとめて海外からも足を運ぶ方もいるほど。
実物は小さな高山植物の、繊細な色彩を1m以上の布に表現した作品もあります。

【観光と物産・人とアートと教育】

弊社は長年、岩手県や東北の物産展やイベント販売に出展し、全国各地で「八幡平」という名を掲げながら地熱蒸気染色を販売・PRをしてきました。
その場で販売するだけではなく、できることなら八幡平へいらしていただきたい! そういった想いをもちながら、近隣の観光情報を頭の中、そして資料としてしっかりと携えて人との繋がりを
構築してきました。
世界でも他に類がない染色技法を持って、唯一無二の作品を生み出す「地熱アート」、八幡平ならではの学べる体験コンテンツとしても注目されています。
「観光も物産も、人もアートも全て繋がっている」そして「教育」も。

今後とも、GEOCOLORは地熱という大地のパワーとともに美しい色彩を皆様にお届けしたいと思います。

【画像商品紹介】
シルクスカーフ100S  グリーン系グラデーション 

 

KAZU マルチクロス 

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